無個性

個性的、というカテゴライズによる無個性化

2020.7.14.

霧雨、寒い、20度ない。半袖で出てきたわたしが馬鹿だった。

 

5月の下旬に下らない保険会社に就職が決まった。音楽に携わりたいと大口だけ叩いて、結局わたしは日本の音楽とか映像とかの業界の体質についていけない軟弱だから所詮無理な話だった。でも別に魂と命を削ってまで仕事に捧げられることが偉いとかすごいとか、そういう風には思わない。

 

こうして見事に夢を失ったわたしは、もう本格的に自分の人生を投げ出したいって思ってる気がする。

 

現実的なことが似合わないってよく言われるし、自分でもそう思う。お皿洗いとか、ゴミ出しとか、生活必需品の買い物とか、そういうことが似合わないし、そもそも苦手だ。村上春樹の小説の主人公っぽいのかなとか思ったけど、彼らって意外と地に足を着けた上での生活感のなさだから、ちょっと違うかもな。

彼には「生きてる感じがしない」「自分の人生を俯瞰してる感じ」って言われた。大方合ってると思う、わたしはたぶん今とか現実とかを見つめてそれと向き合って生きるのには、たぶん向いてない。