無個性

個性的、というカテゴライズによる無個性化

隅田川 amazarashi


面映い思い出一つ 紐解く手が震えています
幸せとは つまり つまり あなたのことです
古い歌口ずさむたび それと見紛う面影を見る
さわれないなら いっそ いっそ 消えてください
日暮れて 連れあう街に蟬時雨
繋いだ手と手を離さなきゃよかった
僕を支えてくれていたのは いつだって
笑いあう喜びでした 許しあういたわりでした
見落としそうな程小さな 特別達でした
隅田川花火が咲いて
散るまでには会いに行きます
移ろう季節の真ん中で全てが綺麗だった

浴衣帯 盆提灯が照らしだす 朱色の影絵
心の中 ずっと ずっと 張り付いてます
変わらない町並みふきだした二人
変わっていたのは僕等だけですね

日々を鮮やかに変えていたのは いつだって
重ねあう優しさでした 言い合える絆でした
忘れてしまう程些細な 特別達でした
隅田川花火が咲いて
散るまでには会いに行きます
移ろう季節に留る事できないと知りながら

火影に群がる蟲として
僕はあなたに焦がれて
幼い強がりかなぐり捨てて
素直になれたらそれで良かったんだ
本当に欲しかったのは
そこにあった笑顏だけでした
それだけで僕はどこまでも
行ける気がしてたんだ
隅田川花火が咲いて
その真下で出会いと別れ
あなたがくれたその全てに
ありがとうって聞こえますか

 

 

(neruさんの「かなしみのなみにおぼれる」がamazarashiの「夏を待っていました」に似てるって騒ぎになった頃に知って、それを石本先輩が歌ってるのを聞いて惚れた。)

2017.8.31

晴れたり曇ったり。寒い。秋みたいな空気。

 

昨日は撮影してた。楽しかった。修羅場は得意だけど心にくるから嫌だね。

 

今日は何もしてないけどお給料入った。あと本を2冊買った。「西の魔女が死んだ」と「ティファニーで朝食を」。ティファニーで買い物をしたから、村上春樹が訳をしているから、という安直すぎる理由。

好きな人が好きな本と同じものを読めばきっと自分も近づけるって何処かで思ってる。馬鹿だね。

 

手紙が来た。相変わらず赤い封筒。釈然としない内容。いつもよりちょっと乱れた文字。「大人になれ」って部分だけやたらと刺さる。好きな音楽と映画と本が余白に書いてあった。返事は書くべきだろうか。

はたちのなつやすみ

Q.どこかに行きましたか?

A.福岡に二週間帰省しました。

 

Q.福岡で何をしたんですか?

A.家族とご飯を食べて、友達とたくさん話をして、被写体になって、同級生のお葬式に行きました。

2017.8.28

曇り。晴れない。

 

上映会が終わって、打ち上げも終わって、二次会も終わって、髪を青くしようとしてできなくて、眠って、朝が来て、昼に起きて、新しい映画の打ち合わせに行って、ティファニーに行った。

 

哀しい毎日。会えない毎日。手紙も来ない毎日。