無個性

個性的、というカテゴライズによる無個性化

そう、許されない嘘だって

わたしが消してあげたいの

愛された世界の

忘却だけは

 

 

 

音楽に閉じこもって画面に溶けることでしか守れない自己、

 

「#中学生の自分に教えたいこと選手権」なるタグが流行っている。

高校入学、副総務就任、浪人、大学入学、ターニングポイントはたくさんある。君が生きている場所はいま君が感じているよりももっとずっと地獄に近い場所だ、これから先君が生きていく場所も地獄であることに変わりはない。でも、そこよりはずっと地上に近い筈だ。そのまま道路に飛び込むなとは言わない、飛び込めば地獄はそこで終わる、今の君ならあっさりと行ってしまうだろう、でも、でも、そうするのに勇気を必要とするまで生きてみてもいいと思う。誰も君を分かってくれないどころか気づいてもくれないし、彼らは自身の過ちを決して認めない、そして君は君自身を認めて受け入れることができない。それはきっと未来永劫変わらない。それでも車が途切れるまで待ってからその道を渡る価値がこの世界には十分ある。大丈夫、強がらなくても君は一生弱いままだから、大丈夫、