無個性

個性的、というカテゴライズによる無個性化

ドライフラワーの恋

 

同年代の友人の恋が生花だとすれば、

わたしの恋はドライフラワーだ。

 

終わりが来る期限付きのものでも、例えそれが一瞬だったとしても、彼女らの花は目を欺くほど鮮やかで美しい。

わたしの花は決して目を惹くほどの色を持っていない代わりに、それに終わりは来ない。

 

前者は恋、後者は愛だとすれば

わたしは恋をしない?

永遠ならば必ず愛なのだろうか。終わりのある愛はあるのだろうか。

 

ドライフラワーもいつかは散る?

永遠も絶対もきっとどこにもない。