無個性

個性的、というカテゴライズによる無個性化

2017.4.18/ABCDC

暖かかった、20度を越えた。晴れ。

 

たかが世界の終わりを見たかったのに、確認したら午後の上映になってた。チネ・ラヴィータよ。一昨日買った本を部室で読んで幸せだったから許してあげよう。

 

ぼんやり他人事や何かの言い訳のような、自分が考えた現実的で理屈の通ったこととは思えない理由でまた1年が終わった。傍にはいなくても、意味がほとんどないとしても、理屈では説明できない必要な存在があることを知った。すでに昨日の彼の言葉の端々や声色を忘れかけている、今朝には事実を半分忘れていた。きっといつか会えるはず、会える、会いに行く。そう決めた。些細なことが心に浮かんでは涙を誘って消えて、今更になって大事にしようと思える。

 

君に幸あれ、幸せに生きててくれ。最愛の人よ。過去のわたしの弱さと愚かさを許してください、それさえなければ君を苦しめずに済んだ。でも後悔はしていない。きっと全てが最良の選択であったはずだ。会いに行くよ。また読んだ本や見た映画やあったことを教えてよ、一緒に本を選びに行こう。ねこカフェも行こう。天狼院にも。さよなら。