無個性

個性的、というカテゴライズによる無個性化

君のためなら何でもできる、いま世界で一番強くそう思っているのは間違いなくわたしなのに、それなのに一番遠いのはわたしで、君の一人称が時々「僕」になるのが好きなのに、知らない誰かがそれに触れてると思うとどうしようもないくらい心が限りなく黒に近い紺色に染まる。

 

いまはもう何も出来ない。手紙をくれるタイミングが泣いてしまうくらい上手な君にわたしができるのは、遥か遠いこの場所で君の夢を見ることくらいだ。

 

次に会える時まで殺したくなるほど美しくなってやるよ、覚悟してて。

2018.6.25

晴れ、暑い。ノースリーブのワンピースを着てしまうくらいには暑い、それなのに風邪を引いている矛盾。喉が痛いからひたすら緑茶を飲んでいる。2本目ももうすぐ飲み終わる。

 

RADWIMPSのツアーから1週間経ってしまった事実が受け入れ難い。もう1週間なのか、まだ1週間なのか。気持ちは後者に近いかな。遥か昔のような気がする。本当に自分があの場所にいたのか分からなくなる。さいたまスーパーアリーナの2階席、思っていたほど遠くはなくて、でもやっぱり熱量はアリーナの半分くらいで、ちょっと寂しいなと思っていたら洋次郎は置いてけぼりになってない?と観衆に呼びかけてくれた。アンコールのセプテンバーさんで桑のギターのボリュームを少しずつ洋次郎が下げていった。何故かサウナスーツを桑は着ていて、楽屋で小顔マッサージしてたらしい。めちゃくちゃ可愛い。

2曲目のOne Man Liveで涙が出て、ふたりごとで止まらなくなった。自分がどれだけRADWIMPSに救われて生かされてきたか痛感した。きっとRADWIMPSが居なければ今わたしもここにいない。あの場所で叫んだ「愛してるよ」がほんの少しでもいいから届けばいいと思う。彼らにとってはもう聞き慣れた言葉でも、時にはうんざりさせてしまうかもしれない感情でも、わたしが何万人のうちのひとりにしか過ぎなくても、それでもいいから。

ヨンジュウナナ

少女の声が 自分の名を呼んでる
夢をみていた 覚めること無い夢を

涙の数が人を強くする なんて
それは逆でしょ 挫けそうになる

 

夜中の公園 120円のひととき
そわそわしてる もうこれ癖になってる

メイク落とした 顔が本当の自分
気づかれないように 気づいて欲しかった

許される事が出来たなら
もう一度あの人に会いたい
一番星になれば ちゃんと
君は 気づいてくれますか

笑って 笑って 頬が痛くなるまで
あの日見てた夢を裏切らないで
君が 君が そばにいてくれたら
黙って 今の自分を 叱って欲しい

自覚しなくちゃ これは “お仕事” なんだと
おもしろいかな 自分に向いてるかな

背中に背負った 純白の翼は
あの頃とは違う ただの衣装だった

すべてを鵜呑みにしそうな夜
もう一度あなたに逢えたなら
闇に怯えた子供のように
君に隠れても いいですか

歌って 歌って 胸が苦しくなるまで
もう二度と期待を裏切らないで
君が 君が そばにいてくれたら
黙って 抱きしめて欲しい

群衆の中でみつけた 覚めない夢の原因を
こんなとこで会うなんて どんな顔すればいいの
握ったその手 わずかに震えてた
これで終わりって 言わないで いかないで もう

ほらね やっぱり 胸が苦しくなったよ
想いが暴れて 押し潰されそうだ
もう二度と 過去は取り戻せない
わかってる さぁ

笑って 笑って 頬が痛くなるまで
あの日見てた夢を裏切らないで
君が 君が 今でも 好きだよ
例えどんな未来が ふたりを 切り裂いても

 

サリシノハラ

大抵の事じゃ挫けない 僕は君と共にある
週末改札の向こう 銀河一等星の輝き

戯言なんて無視しなよ
人はヒヨリミなんだ しょうがない
60兆の細胞×君の快感を

見せてくれ

新しいトビラの前で 独りで寂しくないかな
いっそ 死にたいなんて 思ってるのかな
それでも君が好きだよ どんなに汚れた未来でも
隠したい過去があっても

大抵の事じゃ砕けない 僕は君と共にあるし
最前列で手をふるよ 都内一等星の笑顔に

ないものだって強請りなよ
君は貪欲なんだ しょうがない
60兆の細胞×君の危うさを

生かしてくれ

ネコミミつけてた君の フリルのエプロンドレス
嗚呼 恋のタメイキは 季節を越えて
どれだけ君を脱がせて 画面にキスしてみても
ただ 交わらない 目と目

思った以上に 君の目は
獲物狩るような 鋭い眼つきだ
思った以上に その肩は
裏も表も少女を極めてた

やっと君に会えたのに 
剥がされるまで時が100倍速だ
触りたい 触りたいよ もう一度
君の軟い 手の平に

新しいトビラの前で 独りで寂しくないかな
いっそ 死にたいなんて 思ってるのかな
それでも君が好きだよ どんなに汚れた未来でも
構わないから

ねえ 僕はここだよ どんなに小さな存在でも
君が犯した過ちに 刺し殺されてしまっても

ここにいるからね

nee

匿った名前でボクラ
そのぞんざいな価値観を
愛を知ったその微熱に
ぶちこんだんだ 息が無いな

絡ませたその両手に
何を見た?絶望かな?
それはともかくして問題です
ボクは誰 ほらキミは泣いた

たったひと粒の砂を
探すのは 探すのは
存外 希望論よりも
馬鹿らしく 美しく

あいさつゴトから始めよう
でも上手にキミといえるのかな?
では 「ハジメマシテ、ゴキゲンヨウ」
―じゃ、それじゃあね、バイバイ

ねえ!傷つくのが 傷つくのが
ひた恐れるほど怖いのかな?
でもキミは違う キミは違う
熱を持つ言葉

くぐもった脳裏に浮かんだんだ
刺殺した 感情たちが
いつかのボクを探した
ボク自身の合言葉。

流された日々を片手に
おかしいな、ねえ、おかしいな。
積もる劣等感、悲しみ
さよなら「nee」愛し音色

愛を伝えるための歌
キミが教えてくれたんだ
キミが教えてくれたんだ!
…キミに贈るのさ

誰も彼も ボクもキミも
隔てられた壁の向こう側
覗こうとするんだ なんかヤだね
寒気がするんだ

ねえ!ひねり出した ひねり出した
あの歌の意味も贋物(にせもの)でさ
でもつたえたいと つたえたいと
書き留めたこころ

とりあえず今だけ
夢見させてほしいよ
目が覚めたら朝露が
瞼を濡らしている

恋をしたら 恋をしたら
キミの足あとも消えるのかな?
でもこんな色じゃ こんな色じゃ
隠せやしないよ

「ねえ!ボクがいたら ボクがいたら
 キミの傷跡も隠せたかな?!」
でもどうしようもないよ
どうしようもないよ

最後に叫ぶ歌

 

2018.6.3

晴れてた気がする、そんなに暑くはなかった

 

昨日の朝、最早何があったのかすら確かじゃない。記憶が曖昧だから何がどう悪かったのかすらよく分からなくて、いま自分がとっていることになるはずの態度が正しいのかどうかも分からない。

 

金曜日の夜から薄々気づき始めていたことに昨晩確信を得て、今朝にはもう揺らがない事実として受け止めてしまった。

今までの「死にたい」は逃避の意味が大きかった、でも今は自分が死んだ方がいい合理的な理由を見つけてしまった。社会に適合できない上にどんな人間関係もほぼ例外なくぶち壊してしまう人間の居場所なんてこの世界には無い。

2018.6.1

曇り、涼しい。半袖だと少し寒いくらい。

 

部屋は汚れるばかりで片付ける気にもなれない。睡眠時間も足りているし、課題がそんなにたくさんあるわけでもない(今は午後に提出するまだ1文字も書いていないレポートを書き始めるのを渋って更新しているけど)、それなのに何故か生活は慌ただしくて空いた時間は眠るかスマホを眺めることしかできていない。

 

研究室どうしようとか、将来どうしようとか、本当にどうでもいい。誰か将来有望な人にあげたい。私は可能性があるって信じていたいけど、そうしたいと思うばかりで何もできないんだから他の人に有効活用してもらった方がよっぽど人類の為になる。

 

おとといかな、それくらいに彼から手紙が来た。あまりに唐突で、でもちょうど不安定になっていた時だったから安心と驚きでしばらく泣いた。うさぎは一生大切にしようと思う。

君の為なら何でもできる、望むなら人を殺したっていい。それで君が幸せだっていうなら何でもできる。本当だよって半ばハッタリのような気持ちで思っていたら、最近本当に心の底から自分がそう思っていることに気づいた。去年の春と同じだ。どうしようもない感情。落ち込んではないけど元気でもない。どうでもいい感情。私に何ができるっていうんだ。救いようのない感情。

 

もう全部どうでもいい。

そう思っていても地球は回るのを止めてくれない。

独りで水槽の底に沈んで、そのまま眠っていたい。

それができないんなら、

 

もう

 

本当に

 

全部

 

どうにでもなれと思う。